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戦場の円舞曲 総評 [戦場の円舞曲]




戦場の円舞曲 限定版

戦場の円舞曲 限定版

  • 出版社/メーカー: アイディアファクトリー
  • メディア: Video Game






① シナリオ ☆☆☆

学園モノだと認識すれば◎、伝説の魔剣を巡って時代の波に呑まれていくスペクタクル乙女ゲーだと認識すれば△、というような内容。

どう考えても国を治める側の、軍事、外交、政治的手腕を描写する部分がヒロインに都合がよすぎる解釈ばかりで若干、悲劇のヒロインが紆余曲折あって苦難を乗り越えて成長していく過程があまり感じられないところが残念。
しかし、攻略対象たちがヒロインに抱く恋情の描写であったり、彼女や自らに降りかかる使命、試練、秘密にしている過去などからくる後悔、哀惜、葛藤などの表現は美しいです。その点で、純粋にキャラクターとの恋愛を楽しめるゲームではあったと思います。

ただ、その綺麗に表現された「感情」がのっかっている「基盤」に、そうした、悪い意味での「乙女ゲー」らしい温さがありますので、そのあたりに目を瞑って楽しめる方にとっては良作だと思います。


② スチル・ヴィジュアル ☆☆☆☆

効果、演出、スチル等、非常に透明感があり非常に美しかったですね。
背景等もすごく綺麗でした。
枚数も少なくない。さらには、魔石を溜めて(エンドをクリアするたびにもらえます)shopでラフ画やおまけの絵なども買えるのでその辺りも充実していましたね。


③ キャラクター ☆☆☆☆

サブキャラクターの人数が、乙女ゲームではあまりみないレベルでしたね。
さらには、ものすごくキャストが豪華。
純粋に緒方恵美さんや竹内順子さんが乙女ゲームにサブとしてご出演されるなんて……驚きでした。
作品世界自体を壮大に見せているのは、そうしたサブキャラクターの豊富さ、といっても過言ではないと思います。
意味もなく数多く登場しているわけではなく、ルートごとに絡んでくるキャラクターが違っていて、その辺りも好感が持てました。

攻略対象たちは、みんなとっても可愛かったですね。
性格的にバリエーションに富んでいるので、一人くらい好きな攻略対象が見つかりそうです。
ただ、個人的にあまり攻略制限をかけている理由がわからなかったですね(笑)


④ システム ☆☆☆☆

基本的にいつものオトメイトさん仕様ですね。
2択なので非常に攻略しやすかったです。トロコンを目指すには探索モードで全員のところに足を運ばなければならないのでセーブデータ管理要注意です。
クロニクルシステムは前作プリンセスアーサー同様の仕様ですね。


⑤ 作品の完成度 ☆☆☆☆

プリンセスアーサーがお好きな方には問題なく楽しめるゲームだと思います。
逆に、前述した作品が合わなかったのであれば、お目当てのキャストがいないのであれば特におすすめはしないかな、というくらいの内容だったかなと思います。
そのくらい作品の方向性も、キャラクターの雰囲気も似ていますね。個人的な感覚ですが。
ファンタジー世界モノで、ハッピーエンドが甘いものを求めている方にはおすすめです。
魅力的なキャラクターが多数登場するので、攻略対象がイマイチでも、お好みのサブキャラクターに出会えるかもしれません。

非常に個人的なことを申しますが、石川界人さんのファンの方にはぜひプレイして頂きたいですね。

ものすごくかわいいです。


タグ:戦ワル
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戦場の円舞曲 ニケ・ヴィルヘルム 感想 [戦場の円舞曲]





戦場の円舞曲 限定版

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  • 出版社/メーカー: アイディアファクトリー
  • メディア: Video Game






戦ワル、トロコンしたかったのですが。
クロニクル埋めるのめんどくさくなってしまったので(私をくれなゐ様とうつつが待っている)とりあえず今はここまで。

うーん。

謎の魔剣にとりつかれて入学することになっちゃった☆
男勝りの軍事学校で、ただの村娘だったワタシ、本当にやっていけるかな!?

……的な学園モノとしての面白さはありましたが、「伝説の魔剣」の力を宿した少女が、歴史的な転換点に立たされるスペクタクル乙女ゲーだと思ってプレイすると肩透かしをくらう感じのシナリオでした。

個人的には、シナリオにおいて「魔剣」が仕事してなさすぎる気がしますね(笑)

おそらくは、個別ルート、しっかりとキャラクターとの恋愛を描きたかったのだと思います。
それは確かに素敵だったし、それぞれのキャラクターの内面、過去、ランへの恋情は描けていたように思いますが、その一方でどうしても「魔剣」についてのオハナシがおざなりに。

でも、その恋の切なさであったり、仲間に対して抱える葛藤であったりは、すべてそうした「魔剣」にまつわる戦いが基盤にあるので、どれだけ素敵なシチュエーションで、告白、想いを美しく吐露されても、イマイチ個人的にはノれなかったかなあと思いました。

さらに何故ランに魔剣が宿ったのか、については隠しであるヴィルヘルムルートをプレイしないとわからないのですが、そこに物語の「軸」があるわけでもなかったので、正直????と全ルート通っても思ってしまったのです……ね。

まあでも、キャラクターはみんな可愛くて、学生生活はとても楽しかったので相対的に面白かったです。
パシュという萌えキャラに出会えただけで、プレイする価値がありましたね。
うんうん。

それでは、ラスト。
ニケ、ヴィルヘルム、ネタバレ感想です。



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戦場の円舞曲 アベル・ティファレト 感想 [戦場の円舞曲]




オトパの余韻も冷めやらぬまに!
戦ワルをちょこちょこすすめておりますー!!

さて。
本日はアベル、ティファレトの感想です(*^^*)
ご興味のある方は続きからどうぞ~♪



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戦場の円舞曲 雑感&パシュ・ラスティン 感想 [戦場の円舞曲]




戦場の円舞曲 限定版

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  • 出版社/メーカー: アイディアファクトリー
  • メディア: Video Game





もうすぐオトパ!
ということで、そういえばプレイしていなかったタイトルに取り掛かっております。

戦場の円舞曲。

パシュ&ラスティン、アベル途中、といった感じなのですが、うーん。
片桐さんの描く恋愛は好きなのですが、どうしてもなあ……魔剣とか戦争とかについてがなあ……ごにょごにょ。
プリンセスアーサーより、まあ自分を寄せやすいシナリオではあるのですが、ちょっと……全体的にテンプレ感が強いような気がしました。

個別入ったとこで、だいたい展開がもうわかっちゃうというか……。
少女漫画的定石といえばいいのか。
そういった「お約束」がノスタルジックで、ある意味新しいのか?
そういった部分が、良くもあり、悪くもあり……といった感じかなあ。

しかしやはりこのチームの作品はキャラクターたちがとても活き活きとしていますね。
サブキャラクターたちまで作りこまれていて、それぞれの立ち位置にきちんと意味があります。
青臭く可愛かったり、大人の色香、重みが感じられたり。
物語を織り成す上で、サブキャラクターたちの役割がとてもキーになっていて、その点はとても好感が持てました。

ただなあ。
その中心にある「物語」がどうしてもある一定の枠から出ず、小さくまとまっちゃっているというか。これだけ壮大な設定であるにも関わらず、イマイチ「魔剣」があまりうまく物語に作用していないというか……???

何様のつもりかという批判を恐れずに言うならば(笑)……片桐さんには一度、純粋な学園モノで作って頂きたいデス……!!!

いや、なんでいっつもこういう国政とかが絡む話にしたがるんだろう……?と思ってしまって……。
正直、そういった部分の描き方よりも、学園生活の中で、学生たちの葛藤とか、若いからこその悩みとか描いてるところの方が素敵だと思うんですよね。
別にそのバックグラウンドに、戦とか人の生き死にとか背負わさなくても、この方なら十分萌えられるシチュエーションが描けそうな気が……する、のですが、これをお読みの乙女ゲーマーのみなさんはどうでしょうか。
うーん、でもこのチームの作品は基本的に評価高いから、私がちょっとズレてるのかもしれないですね!
イチ乙女ゲーマーの意見、なのでした。


ではでは☆
簡単ではありますが、パシュ&ラスティン、ネタバレ感想ですー!
(結構、ツッコんでます。戦ワルお好きな方には大変申し訳ないです……)






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