SSブログ

【ひめひびAWB】ひめひび Another Princess Days ~White or Black~ 感想 [その他乙女ゲーム]




みなさん、こんにちは&こんばんは!
ほんっと毎日、寒いですね……!
日本海側は雪もすごいとか……ほんとお疲れ様です……。
とにかく今はなによりも健康に気を付けないといけませんね。
みなさまも、お身体ご自愛くださいませ!!

というわけで、本日は。






ひめひびAWBです。

年末、グノーシア終わってからちまちまプレイしておりましたが、ようやく終わりました!
お疲れ様でした~♪


私、ひめひびシリーズ、今作が初プレイだったんですがそれがいけなかったのかな?
ちょっと大前提(男子校に紅一点入れられたプリンセス、共学化を成功させなければ地獄が待っている、みたいなやつ)からあまりついていけてなかったのですが(?)まるっとプレイすると面白かったです。

個人的にTAKUYOさんのタイトル、どうしても最後までプレイできないものがある(スイートクラウンとか、神さまと恋ゴコロとかは途中でギブアップしております)ので、やっぱり合わないルートもありましたが、楽しく萌えられたルートもあったので満足、満足!

ざっくり説明すると、先ほども申しましたが。
一般市民の女子高生がプリンセスとして選抜され、プリンスを養成する超名門男子校の共学化に向けて派遣され、紅一点、学校内のプリンスたちにもまれながら奮闘する、という物語。

設定、プリンスたちの言動など、最初は「ここは笑うとこよね?」と思いながらげらげら笑っていたのですが、あとあと見返すと実は真面目なシーンだったところも多く、「本当は笑うところじゃなかったんだ……」ってあとで思ったところがたくさんありましたw

……というわけで、“カエル畑”みたいなギャグ要素多めだと思って手に取ったら肩透かしくらうかもしれませんね。


ただ、面白かったのは“共学化が失敗”してもバッドエンドではないんですよね。
失敗しても、プリンセスにはきちんと行きつく先が用意されている。
……まあ一般的な乙女ゲームではバッド扱いのようなエンドも多いのですが、大抵の場合は、ぽーんとわかりやすい結末まで話が飛ぶじゃないですか。例えば、「その後、私は監禁されました」みたいな。でも、ひめひびAWBはそのバッド的エンドまでの過程を描いてくれるんですね。
じわじわ追い詰められているのを肌で感じられる。
そこにこだわりが感じられて、面白いな~思いました。

それでは以下、ネタバレ感想です!






まず。

フルコンプするくらいには面白かったよ!

という感想ありきといいますか、それを前提で読んでいただけるとありがたいのですが、個人的にしんどい点もかなり多かったです。

とりあえず忘れないうちに、しんどかった点を先に書いておきますね。
細かい部分にひっかかってしまったのかもしれないんだけど……。

① 皇艶真がしんどい

単に息子に自由恋愛を認めない、頭の固い父親っていう認識で大丈夫なのかな?
皇学園の位置づけ、皇家がどういう家なのかがあまりよくわからなかったのですが……もしかして読み飛ばしてます?

おそらくどの物語でも、根底にあるのは皇親子の対立。
息子が意味の分からない権力で押さえつけられてる親に反抗したい、っていうのはわかります。
でも、お父さん側の動機が「息子を自分に都合良く育てたい」以外見えないのがツライ。お父さんがどういう理由で男性至上主義を貫いているのかがわからなかったよ。最後までプレイしても学園長に対して“なんかわからんけど、女子を息子に近づかせたくないから妨害してくる人”という印象しかない。

国中が学園の動向に注目してるってのはわかるけど、たかが“いち学校の行事”を金と権力を大人げなくも行使して妨害してくるところに、全く偉さを感じられないのもちょっとしんどかった。

② “女性の価値”がしんどい

これはひめひびシリーズの大前提なのかもしれないんだけど(それなら私がプレイしたのが悪かったと思う!)「共学化を実現するために女性の素晴らしさ(価値だったかな?)を君に教えてほしい」みたいなところがちょっとしんどかった……。
女の子に免疫がないプリンスたちならではのネタならいいのだけれど、“女性の価値を僕らに教えて”といってる時点でそれは……なあ?
皇学園を共学化したいのは、千晴が笑深ちゃんに会いたかったからなのだろうし、めちゃめちゃ私情だから理由は特になんでも良いっちゃいいのだけれど、スパダリ千晴様ならもっとスマートな建前が欲しかった。共学のメリットっておそらく「異性と一緒に学ぶなかでお互いの価値観を知り、それを尊重する」みたいなことだと思うし、実際そういう展開があるルートもあったのでもやっとしてしまった。女の子と恋愛=女子って素晴らしい!=それが共学、みたいなルートもあったけど……w

③ ヴァレフェスがしんどい

そもそもヴァレフェスで女性のすばらしさを伝えるというのが本当にわからん。雪まつり……は、もうユニコーンだから「うん……まあいいか」ってなったけど、他はホントによくわからんよw
なんで普通に学生生活送る話じゃだめだったんだろう……?(ただの学園モノになるけど)サムタイムがある皇学園ならではの伝統行事みたいなの、見たかったかも……。
料理で女性のすばらしさをっていうのはほんとに……。「これ、おいしい!共学に一票!」ってどういうこと……?って感じになってしまい、だんだんと本質を見失った。(私が)
斜め上な設定&リアリティのなさとかは全然かまわないしむしろ歓迎するのだけれど、手段と目的の組み合わせはもうちょいリアルであってほしかった。共学化をしたい、ってなった時に「じゃあ、料理コンテスト(他でも可)をしよう!」とは、ならないと思うような……。

ただ共学化に成功するルート、失敗するルート、両方同じだけの熱量で描かれてたのは純粋に面白かったです。でも、個人的には共学化に失敗すること(皇艶真に学園を牛耳られること)がなぜそんな絶望的な展開なのかが、イマイチよくわからないルートがあって、それがちょっとしんどかった。

あれ……。
フルコンプしたのに、なんか語っちゃダメなような気がしてきたよ……。

まあそんなこんなで結局いろんな雑念が入ってしまったので、これをお読みのプリンセス(プリンスはいらっしゃる?)には申し訳ないのですが、これ以降はたいしたキャラ別感想が書かれておりませんのでご了承くださいませ!!





☆皇千晴

そりゃあんなお父さん、やだよね……ってなりました。同情する。お父さんがきたらガチめのサイレンがなるのは面白かった。黒でも白でも他ルートでも、笑深ちゃんの前では常にプリンスでいられる千晴くん。でも優しいのは笑深ちゃんの前だけで、プリンセスのためにはなかなかに手段を選んでないところも垣間見える千晴くん。そこがよかったですね。他ルートで笑深ちゃんが他のメンバーに恋をしてもきちんと後押ししてくれるところもポイント高いよね。私も紙袋はぐしゃっとしてみたい。

☆荒城政宗

一番真っ当な王子様なのはもしかしたら彼かもしれないと思いました。文武両道、体調管理はばっちり、自分のパブリックイメージを全力で守る、どんなことにも手をぬかない、ファンの要望に耳を傾けることも怠らない、女子の意見を尊重できる、女子も男子と対等に扱うけど、配慮や優しさは忘れない……イイネ!物事を常に客観的にみてる姿勢も好き。がつがつしそうなキャラなのにがつがつしないところも良かった。

☆仙僧供夢慈

ごめん、ほんまによくわからなかった。先生がどういう立場で、皇に翻弄されて生きてきた辛さもわかるし、「皇の潰しあい」を企んでそれを見たいと思うのもわかる。ただ、その果てに彼がどうしたいのかがよくわからなくて、読んでてつらかった。そもそも皇が潰しあえば何が起こるんだろうか。仙僧供が皇にとって変わるためのいわゆるクーデター的なものならまだわかるんだけど、そうでもなさそうだったし……?


☆八十八騎一角

もっとも斜め上な展開をするのかと思いきや、王道中の王道を見せつけられちゃった。他者への興味が募るほど、内の声が聞こえなくなって……というのはもうまさに。自分で答えを見つけ出すルートもよかったけれども、内の声に人格が乗っ取られちゃうほうもピュアで真面目な2人だからこそ迎えてしまったって感じで好きですね。「私はユニコーン」でいろいろ細かいところを全部クリアしてて、なんというか、つよいな、ユニコーン……。


☆紙袋中人

一番面白かった気がするのは、たぶんキャラの背景がわかりやすかったからなのかな。お金大好きのルーツもわかるしね。なかなかツラめの過去でした。ひとりだけプリンセスに厳しい&好意を逆手にとってあおってくるタイプだったので、楽しくなってきちゃった。黒のネクタイ越しのキスシーンは、従者ならではの絶妙な距離感で萌えた。あとヴィジュアルも好みだったな……照れ顔めっちゃかわいいやん、もっかい見せてー♡(コインちゃりん¥)

nice!(2)  コメント(0) 

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。