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【バスタフェ】BUSTAFELLOWS(バスタフェロウズ)ヘルベチカ 感想 [BUSTAFELLOWS]




みなさん、こんにちは、こんばんはー('ω')ノ
今日も今日とて、バスタフェの感想です。

残っているのは、あとクロちゃんとリンボ、真相ルートがあるのかな?

ジャンプできるからめっちゃ周回楽ですね!
システム周りもとってもおしゃれ&快適なんで、バスタフェいうことなし!!


それでは、本日はヘルベチカの感想になります。
以下からどうぞ~♪






ヘルベチカ……。
吉野さんにヘルベチカ、キャスティングしたのだれですか……。

ありがとう。

いや、よかったな。
何が一番印象的だったかって、過剰摂取しすぎたドラッグ抜く時(ヘルベチカverもニコラverも)の演技ですよね。
嘔吐とかは、あれでもだいぶ抑え気味なんだろうけど(乙女ゲームだしなあ)、それでもよかったな……。
彼の体の震えがこちらまで伝わってくるかのようで……。

シャワールームでのイベント、とても短いんですけどすごく好きですね。
「僕はヘルベチカ」って縋るように口にするヘルベチカもとってもいいし、衝動的に額にキスするテウタの行動もよかったなあ。


☆Down the rabbit hole


“ド底辺のクズ”から“カリスマ美容形成外科医”へ。
顔を変え、体も変え、すべて生まれ変わった気でいたヘルベチカ。
今の自分が、本当の自分。
過去の自分はもういない。
過去の自分はもう捨ててきたんだ。
だから、今の自分には必要ない。
そう思い込むことで、「今」を作ってきた。
そう、彼は無意識にずっと、自己を守っていたんですね。

ヘルベチカは過去と対峙しなくてはならなくなるんだろうなあと思うと……読み進めるのが若干怖かったですね。

で、ヘルベチカの過去。
あそこまで「どうしようもないやつ」として描くのは乙女ゲームではめずらしいなあと感じました。
ギャング、運び屋、ドラッグ中毒……。
アメリカンドリームじゃないけど、そんなところから人生を180度好転させるのは万に一つの幸運でもない限りむずかしい。
だから、サウリ先生に拾われたのは、ラッキー以外の何物でもないよな……ほんと。
サウリ先生がなんでそんなところにいたのかってのもちょっと気になるけど……。

まあでもラッキーを呼び寄せたのも、苦しんで苦しんで、どん底から這い上がったのも、彼自信の力です。サウリ先生の助けだけで、誰もが「ヘルベチカ」になれるわけじゃない。
ラストシーンを見ると、サウリ先生は出会ってからの彼を見ているから、きっと彼の強さをわかっていたんだろうな。彼自身が「彼の過去」に向き合おうとするまで寄り添ってきたサウリ先生、素敵。

ヘルベチカルートでちょっと怖かったのは、マグダとテウタの愛情の根底にあるものが似ているところかな。

「仲間なんだ、愛してるんだ!」
「ヘルベチカは私たちの家族だ!」

この考え方って本質的に一緒だよなって。
マグダが「ニコラ」(裏切られる前)に対して抱いているものと、テウタが「ヘルベチカ」に対して抱いているものはとても似ているんじゃないか。
マグダはやっていることが犯罪なんで、テウタのほうが正しいような気がしますけど、テウタもマグダも、「彼」のためにと信じて、それが正しいと信じて疑わないのは一緒。
だって、愛のためだもの。

恐ろしいことですね。

でも、結局は他人です。どちらにも「彼」の真意はわかりません。そういう意味で、BADのほうに「ニコラ」である自分を選んだ結末がきちんとあるのはとてもよかったですね。

相手への愛を自ら正当化することって、突き詰めてしまえばそれこそが「恋」じゃないですか。
「ヘルベチカの正体とは?」というテーマももちろんあるのだけれど、女が2人、ヘルベチカにどちらの愛がヘルベチカにとって「正しいか」を迫るような話だったから、そこがちょっと意外で楽しかったです。

あとやっぱり私、テウタ、怖い……。
彼女、マグダに「ヘルベチカがあなたを救う必要があるから死んじゃだめ」みたいなこというんですよ。
もちろんヘルベチカの「サウリ先生が自分にしてくれたことを、同じように苦しんでいる人にしてあげたい」っていう思いを汲んで、ということはわかりますよ。
でも、ヘルベチカのために生きていてくれってなんの疑いもなく言い放っちゃうの、すげえエゴイスティックだなと思いました。
そここそが、彼女のキャラクター性の面白いところではありますが。

個人的に、ね。
綺麗で、お医者様で、女性の味方で、ちょっといじわるで、セクシーな男性になってから出会ったくせに、あいつの何がわかるんだよ、というマグダの気持ちには共感できます。
一番クソみたいな時代を共に乗り越えてきたのは自分なんだという思いがあるからでしょうからね。

それを。
それを、すべて忘れてかわいい女と幸せになろうとするなんて許せない。
なにがヘルベチカだ。
何が家族だ。
私はお前のせいで醜い姿になり果てたというのに。

それがおそらくわかるから、ヘルベチカもきっと迷ったんでしょう。
ヘルベチカ、遊び人気取ってるけど、こういうところで無慈悲になりきれないところがありますよね。捨てられないというか。
たぶん、相手選んで遊んでるタイプですよね。責任をとらなくていい女を選んでる。
だって、あんなにマグダに対して、どうすることが贖罪になるのか考えてしまう彼だから。それがマグダの思うツボだっていうのにね。
こういう甘さがあるところがとってもキャラクターとしてよかったです。

それにしてもヘルベチカにお金をせびるとか、そういう足ひっぱる方向じゃなくてよかったなあ。死ぬほど金を握らせたとしても、全部ドラッグに消えるんだろうし……そうじゃなくて、あの一緒に堕ちるとこまで堕としたいっていうのがある意味リアルだったよ。


☆mia

ヘルベチカのスペイン語超かっこよかったー!
スペイン語しらんけど。

ぶっちゃけこのサイドB。
え?ヘルベチカになんかごまかされた?
って感じだったんですけど、いいんです?

わかりますよ、ヘルベチカにとってテウタは特別でしょうよ。
でも、他の女とも手をつないだり、いちゃいちゃ(?)するんだ?
それでええんか?テウタ??
まあでもお互い様か……?
だって私がヘルベチカでも「アダムはお前の何?」っていいたくなるもんなあ……アレ……。いまだ過去のコンプレックスと向き合ってる最中のヘルベチカには、恋のライバルとしてはおそろしすぎるでしょ、アダム。
「僕たちの失恋に乾杯」とか笑っていえちゃうようなやつなんだよ……(関係ない)

治療記録を一緒に見る2人のシーンはとてもよかった。
ヘルベチカ頑張ったね……。
自分だったら怖くて怖くて見られないし、正直テウタにさらけだしたくもないかも。
知らないままでいてほしいかも。むしろいないところで見てほしいかも。
だって怖いもん……。どんな反応が返ってくるか。
幻滅されるかもってのと、「今は今だよ」って笑ってくれるに違いないって思うのと、いろんなのがわあああってなって、「やっぱやめよう?」って私ならなるかな。
「この時のヘルベチカにお礼をいわなきゃ」って言えちゃうのはだいぶテウタ聖人だなって思ったけど、本当にそうで、ぐちゃぐちゃになりながらもなんとか生きようとしたこの時の「彼」がいなければ今の「ヘルベチカ」はいないわけだからなあ。
うん。

まとまらないけど、終わります!

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