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【ダイロク】 DAIROKU:AYAKASHIMORI 第六妖守 瀬見季継・悪露王 感想 [第六妖守]

みなさん、こんにちは、こんばんはー!

アンシャンテ→ピオフィ→オラソワ……と。
オトメイト熱がちょっと戻ってきたので、新作にも手を出してみましたーー!


DAIROKU:AYAKASHIMORI

DAIROKU:AYAKASHIMORI

  • 出版社/メーカー: アイディアファクトリー
  • 発売日: 2020/05/28
  • メディア: Video Game



DAIROKU:AYAKASHIMORI(第六妖守)。
ダイロクってやつですね!

……。
大変申し訳ないけど。

投げ出す寸前だった……。

……ことは正直に書いておきます。えへ。


なんだろうな……設定とか世界観とか、面白くないわけじゃないのに、読んでても内容が頭に入ってこないというか……。純粋にテキストの白縁取り文字が読みにくいっていうのもあるんでしょうけど。
決して複雑な話じゃないのに、読みづらいんですよね……。
もうちょっとシンプルに説明してくれてもいいのにな?みたいなところがあるからかな。

まあ3ルートもやれば慣れましたけどね♡

ちょっと読みにくいな……って方もいらっしゃると思いますが、おそらく共通&1ルート越えれば慣れてくるかなーと思います!

妖を統括・管理するためにつくられた世界――隠世“サクラタニ”にひょんなことから配属され、新人公務員として働く主人公が、サクラタニに住む妖と送る日常を描いたこの作品。

うん。いろいろと。
とてもやさしい世界でした。
アンシャンテに想像していたものが、ここにあった――って感じですかww

まあ、このサクラタニという隠世を政府の直轄機関が管理している……というところですか。
ここから、人と妖の共存を目的につくられた仕組みなのはわかるので、妖モノにしては、物語が全体的にマイルドだったのは納得ですね。

いわゆる乙女ゲームにありがちな、妖と人間が恋愛をする上でのハードルを2人で乗り越えていく、みたいな話ではないんですよね、ダイロク。
そこが良いところでもあり、人を選ぶところでもあるかもしれませんね。

人と妖間の恋愛は自由な世界観なので、ハードルは特にありません。
種族の壁を越えて、というよりかは、仕事の延長線上で職場の人とか、取引先の人と恋愛するって感じで。

え、身もふたもないって?
……そうかもしれないw

まあでも、妖だからいろいろとね、バックグラウンドがあるんですけど“好きになる過程”はそれっぽかったな、って。
まあそれっぽいというか、1人は完全に職場恋愛だったわー。(瀬見さんっぽくいってみた)

だから、なんだろうか。
妖と人間の切ない禁忌の恋、みたいなのを望んで、ハイテンションでこの世界乗り込むと、肩透かしを食らうやもしれませんな。
若干とまどうのは『職場恋愛』(大人)なのに、恋愛過程がちょっと幼いところかな。
オラソワ、ニルアド的なセクシーな方向じゃないとダメっていってるわけではなくて……感情表現がとてもピュアというか。
でも、そのアンバランスさががいいのかもしれないね。味ってやつですね。

全体的に設定やキャラクターに関してはすごくいろいろ考えられているんだろうなっていうのは伝わりました。なんていうか、民俗分野ではアリだけど、歴史分野ではナシかも?みたいな、グレーなところをうまく使って、作品全体が装飾されている。
それゆえに、肝心の物語があっさりめなのはちょっともったいないなあと思ってしまいました。

恋愛も物語も深すぎず、浅すぎず……なので、好き嫌いもあまりないだろうけど、私のように乙女ゲームプレイ本数100本を優に越えてる乙女ゲーマ―にとっては物足りない……というのが正直な感想です。
Switch乙女ゲームなんて、そこそこコアな乙女ゲーマ―層が購入するだろうということを考えるとね……難しいね……。

あと、1人に3エンドもあるなら、エンド1つでいいから、もうちょっと攻略対象多くてもいいかなと思いましたね。室長とか、玻閏とか、大蛇とか、高尾とか。
敢えて……敢えてね、こちら側のキャラクターをサブキャラクターにしたのはわかっているんですけどね!!!


それでは。
以下からはざっくりネタバレ感想です!





☆瀬見季継

とにかくしゃべり方でキャラがめっちゃ立っていた瀬見さん。
豊永さんならではでしたね。
いやーでも、リアルにいたらちょっと遠慮したいかもしれない……wwwww
からかい方とかも人によっては鼻につくだろうな。だいぶ。
まあこれで普通に優しいしゃべり方のイケメンだったら面白味がないからいいんだけどね!

めっちゃ仕事出来る上司、っていうのはわかるんですけど……ごめん、他の妖守に煙たがられるのも、わかるかな、って……あの性格じゃあな。というか、それこそが季継ルートの物語をややこしくした原因のような気がしないでもない……?
自業自得的な?(あっ、季継サンの笑顔がコワイ)

瀬見家にまつわるいろいろ(もう省略しちゃうね)な過去をすべて背負って、サクラタニの力が弱まっている問題にひとりで立ち向かっている季継さん。
人には相談しろとかいってるわりに、季継さん、人知れず抱え込むタイプで……まあ、自分の家の問題だから、っていうのも大きいと思いますけど。

逆にサクラタニに呪いをかけてるんじゃ……って疑われるところまでみんなに怪しまれるのはちょっと面白かったです。他の印象としては、陰陽師の名家出身でお高くとまった第六のアイツ、って感じだろうから、隙を見せるのはよくなかったね。
ただ、その噂の発端になってしまった弟クンとも実際は、相思相愛(兄弟間の確執はないに等しかった)だったわけだし、実質的にはなんの問題もないお話でしたね。
季継が腹を割ってみんなに協力を求めるようになった、彼の心境が変化するきっかけとなったのがしのちゃんだったってところかな。季継ルートの醍醐味は。

まあ、真面目に職務を全うしている彼を日頃見ていれば、彼がサクラタニを呪っているなんてことはありえないですよねーっていうオチは最初からわかっているっちゃあ、わかっているんですけど。
プレイ当時、私の興味は「この人いつ目を開けるんだろう」ってところにあったのですが、ほんっとうに一瞬でしたねwwwww
他ルートの方が見たかもしれない、彼の開眼シーン。

季継に関しては友情から見てしまったので、あんまり恋愛ルート覚えてないんだけど、ネックレス渡すタイミングが、エンディング終わってから「えっ……」ってなったのは覚えていますw
まあ、しのちゃんの気持ちなんて手に取るようにわかるんだろうなーきっと、瀬見さんには。
それにしてもこのゲーム、友情も恋愛も悲恋も、全部基本的な話が一緒なのはちょっとキツい……です。


☆悪露王


個人的にとても好きなタイプでした……♡
こういう落ち着いた、かっこいい感じの達央さんボイスも久しぶりだったんで、特に……!

強面のビジュアルに反して、すごく頼りがいのあるというか……物腰も柔らかくて。
上司にするんだったら、季継よりもこっちのほうが……って思っちゃった、ごめんなさいw
悪露さんの下でなら、玻閏に振り回されてもいいかも♡

天然ジゴロなところもすっごくきゅんときちゃったわ……。
なんだっけ、かなり序盤だけど塗壁さんの工事に巻き込まれて靴がだめになっちゃうとこ。
あそこで、ひょいって抱き上げて、新しい靴買いに行きましょうね、ってなるじゃないですか。
めっちゃよかった、あそこ……。
なんの下心もない行為だからこそ、どきどきしちゃうんですよね……。

まつろわぬ民の長だった(かつては人だったが、人への強い憎しみから鬼になった)という設定もずるいなあと。
彼を鬼にまでした、あの時に感じた人間への怒り。憎悪。絶望。
皮肉なのは、それを見せたくなかったから、しのちゃんとある程度の距離を置いて付き合っていたはずなのに、しのちゃんへの想いが募ってしまったからこそ、そうしたずっと内にくすぶり続けていた感情が表にでてきてしまったのでないかな、と思える展開だったところですね。
なんというか、古傷をえぐられるような感じだね。

たぶん、恋をしていなければ、もっと冷静に対処できそうだしね、悪露さん。
だって冤罪なのは自明だし、結局その管理責任問われるのは間違いなく第六で、彼らが黙ってるはずないからな。悪露の処分がどうなるとか関係なく、室長と瀬見班の面子の話ですから。
賢い悪露さんならわかっていたはず。
でも、それでも乱されたのは、恋をしていたからこそ。
そういうことがうかがえるから、全体的に甘く感じるのかもしれませんね、悪露王ルート。

個人的にとても“めーる”のやりとりが好きですね。
恋愛の芽が出る感じがすごくよかった。
メール打ちなれてない悪露さんもすごくかわいいけど、返信をずっと待ってるしのちゃんも乙女でかわいかったよ。
あと、想いが通じ合ってからは感情をストレートに表現してくれるところがとっても素敵でしたね。
照れちゃう照れちゃう♡

キスで封印が解けるのを暗示している悲恋はおとぎ話みたいで……ねえ。
ちょっとロマンチックでした。




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