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ハイリゲンシュタットの歌 ざっくりと感想 [その他乙女ゲーム]



はい!
久しぶりに新作プレイしてみよ―――♪
と、うきうき買ってみました。

こちら。







ごめん。
フルコンプはできなかった……。
忘却の使徒だけ恋愛エンドは見ていない……のですが、もう個人、個人感想も書けなさそうなので……一応、雑感くらいでも残しておければなと……記事にしてみました。


久しぶりに。
プレイを進めるごとにわけがわからなくなっていく作品をプレイした気がします。

うーん……????
5人きっちりプレイしたあとでも、よくわからない……????

音楽をテーマに構築された世界観はステキだと思うし、それに合わせてBGMや演出などもすごく凝ってて、とても美しいゲームでした。そこはまったくブレないし、スチルなんかも好みはあるだろうけど、柔らかいタッチで作品に合ってるなと思いました。
システムも結構親切。選択肢ジャンプとかもあるし、タッチスクリーンで快適操作だしね。

ただ、シナリオが全く頭に入ってこなかった……。
なんやろな……これ……。不思議な感覚ですわ……。
わかったつもりで進めると、あとでひっくり返される感じ?
あれ?結局そういう意味なん??え??どういうことなん??
みたいな感じが、話を進めれば進めるほど出てくるというか……????

おそらく、なのですが。

特殊な設定に対しての理解が追いつかないまま、物語においていかれたような気がします。

ファタリテート、ファルガーに、音の喪失……なんか、たっくさん謎の機関やら能力があるんですよね……。そのあたりが、かなりふわっとしている……。
5ルート通ったあとでも、いまいちきっちり説明できないです。
でもなんとなくやりたかったことは伝わるので、なんか申し訳ないんですけど、惜しいなあと……。

ハイリゲンシュタット……なので、まああの辺を想定して描かれているのでしょうが、かなり特殊なんですよ。この舞台のシャルという街は。
物語と読み手の親和性を狙ったのか、やたら日本の行事的なものがでてくるし(いちおうなぜかは示されているんですが)……メタなネタもたくさんでてくる……。
そこが、ミスマッチだなあと思うか、面白いじゃないか!と捉えるかはかなり個人の感性に左右されるかもしれないですね……!!
私はちょっと、ついていけずに「お、おう……」ってなってしまった方なのですが……。

個人的には、ちょっと設定自体がざっくりしすぎているかなとは感じました。
というか、厳密には設定を伝えきれてない感じがあるかな、という方が強いですね。
おそらくなんですが、書いている側しか知らない設定というか、書いている側にしかその時点で分かり得ないこと、みたいなことを大前提に説明しちゃってるような感じがある(もちろんそれを多少は他ルートで補完はしてくれているんだけれども……)ので、置いてきぼり感がすごかった。
だから、恋愛面以外でのキャラクターへの共感がまったくおいつかなかったですね。
(恋愛面はどの子も結構かわいくて、好きでした)

まず大前提である「音の喪失」事件がどう深刻なのかがまったくわからないまま5ルート終えてしまったというか……。

私、致命的やろ。

たぶん音楽というものに相当思い入れがある方でないと、この辺りは想像することさえ厳しかったですね……。この辺は私が悪いかもしれない……ので、気になる方はぜひプレイしてみてください……!

というわけで、以下はネタバレあり的な感想になります。





ものごとには、つねに二面が存在する。
光と影。
それは音楽も例にもれずです。

愛から生まれる音楽があれば、絶望から生まれる音楽がある。

音楽を追及する上で逃げられない苦しみや葛藤がある。
ふわふわと優しい、あたたかいものだけで追及できる生易しいものではないから。

だからこそ、彼らは音楽というものにそれぞれの立場から、それぞれの過去や思いをもって向きあっていきます。

そういうことが根底に描かれているのはとてもよくわかるし、その根幹においたのがベートーヴェンの遺書だったというのもなかなかに乙女ゲームではあんまり触られないジャンルだったので面白かったんだけど、私はもう少しわかりやすく描いてくれた方がうれしかったかな。

武力で音楽を守る。
戦争と音楽が切り離せなかったことを考えると、物語として面白いもっていき方だとは思ったのですが、“武力”についても、守るべき“音楽”についても、それである必要性があんまり見当たらない……というのが……。

なぜ、超能力ではいけなかったのか。
なぜ、漠然とした概念みたいなものから生まれた命がごろごろ出てくるのか。
それは物語の根本を否定してしまうかもしれないけれども、普通に、ごく普通に、武器でやりあえばよかったと思うし、普通に、音楽の才能はないけれども音楽を楽しむことに人一倍一生懸命な少女、でよかったんじゃないかなあと……今でも思います。

規律や規則に縛られて、正しい音楽に縛られる王立楽団。
その彼らが出自に悩み、過去に悩みながら、自分の音を立ち位置を「これでいいんだ」と言い聞かせながら生きているなかにとびこんでくる、才能ナシのでたらめな音ばかり奏でる少女……。
そこから、普通に、ベートヴェンの遺志に翻弄される話でよかったんじゃないかなって……思ってしまって……。
思ってしまったらもう、止められなくてですね……www

だから完全に「意味わかんねえ!!!!」と投げ捨てるというのとは違う、不思議な感想になりました。

キャラクター的にはヴィッセが好きですね。
私はピアニストに落ちる率が高いんですよ。あの子、会話が予想できないんで好きでしたね。

ハルトとアルシェ、クラヴィアとディーといった、組み合わせによってなかなか複雑な設定があるところもよかったし、警察のみんなもわちゃわちゃしてて可愛かった。
ソプラノもいいアクセントだったかな。
ただ、ソプラノのせいで物語のテンションがなんか序盤ヤバかったけど……wwww

あとキャストがやたら豪華でしたね。
もうびっくりよ。

というわけで、これくらいかな……。
次はティアブレイドFD感想でお会いしましょう!!!!!


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みらるか

あかりさん お久しぶりです
いつも楽しく拝見しております!

ハイシュタ リタイヤでしたか・・;;
今まだ1キャラ目で しかも共通を終えていません
フルコン出来る気がしない~~

影の雑音だかファルガーだかわかりませんが 殺さないと被害が終わらないとはいえ あっさり人を殺しすぎ! しかも当然のように受け入れるヒロインw
刃物を持った通り魔を射殺するっていうより 不治の病の伝染病罹患者を排除する感じじゃないですか?正しき音楽のため?ならばファタリテートだか五線譜だか迷いもなく粛清?w いやいやちょっとは良心の咎めをみせて欲しい!
ノリつっこみの勢い余った演出で見えにくいですけど これすごい気持ち悪かったです。この先真相とかで払拭されるのか こういう世界観ってことなんでしょうかw 苦痛です←やめればいいんですけどね
by みらるか (2017-10-11 09:00) 

あかり

>みらるかさん

こんにちはー!twitterではお世話になってます♪
ありがとうございます!

うーん、リタイヤですね……まあ、ラスト1人放置……ってくらいなんで、頑張れよ!!って感じなのだとは思うのですが、忘却ちゃんもルートプレイしなくても何者なのかわかっちゃったんで、彼との恋愛に別に興味ないなってなっちゃって……wwwww

>不治の病の伝染病罹患者を排除する感じじゃないですか?

あああ……いわれてみればそうかもしれない……wwwwww

みらるかさんに言われるまで、その、音楽のために雑音を奏でる人を排除する、っていうのすら、ふわっふわしてて、全然実感なかった……(笑)まあ、価値観の違いだとは思うんですけどね、プレイヤー的には音楽よりも命のほうが軽いとかありえないわけなんですが、おそらくこの世界ではそういうことなんでしょうね。伝統を守るために命すら厭わない的な????みらるかさんのおっしゃる通り、なんかノリが軽いから、いまいちそれも伝わりませんけどねwwwww

なんか、ファンタジーだし、時代設定的にも(たぶんプレイしていけばああ、この辺なのかもってあると思います)そういう異端者とか社会的に害になるものは排除!みたいな感じも雰囲気的にあるので、私は実は設定としてはそこまで違和感なかったんですが、それにしては、なんか、こたつーとかお年玉ーとかメタなネタがふんだんにちりばめてあって、どこに焦点あてていいんだか不思議な作品なんですよね……これ……。

そこで苦痛を感じてしまったらおそらくこの先かなりキツいかも……www
個人的に1ルートめはこんなもんかね、って感じで普通に楽しめた部分もあったんですが、ルート進めるごとに意味わかんなくなってくるんで……wwwww

あまり、む、むりをなさらず……。
面白い!っていってる方もいらっしゃるそうなので、まあそれなりに売ってもアレかも……wwww

違うゲームプレイするほうが、有意義かもしれませんよwww

by あかり (2017-10-12 10:38) 

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