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Dance with Devils(ダンデビ) シキ・ウリエ 感想 [Dance with Devils]

はじまりました、新年度~♪
学生さんも、社会人さんも、奥さんもいかがお過ごしでしょうか(*^^*)?
当ブログも、気持ちを新たに!というのは名ばかりで、いつも通りにぐだぐだと乙女コンテンツの感想が続きますが、どうぞ引き続きよろしくお願いいたします!

久しぶりの記事になってしまいましたが、私事がちょっと一段落しましたのでまったりプレイを始めましたのはこちら。







きゃーメィジー♡

フォロワーさんたちがダンデビアニメをとっても楽しそうにみてらっしゃったので、私もニコニコ一挙放送でざっと見たのですが、すごくキャラがみんな可愛かったんですよね。というわけで、わくわく楽しみにゲームも購入させて頂きました。

とりあえずウリエとシキのみ終わった感想ですが。

やっぱりシステムが解せぬな……というマイナス面もありつつも、アニメでは語られなかったレム以外のアクマたちのストーリーがきちんと読めるのでダンデビファンは買い!の一本だと思います(*^^*)

ただ、アニメを見たよ!というお嬢様には共通ルートはかなり退屈かもしれませんね。

リツカが狙われる理由、禁断のグリモワールがどこにあるか、リンド、アズナの正体などなど、アニメ全話見たプレイヤーにとっては完全に「おさらい」になっています。でもゲーム単体でも話がわかるようにするためには仕方がない仕様なので、この辺りはお好みでスキップするとか(強制スキップでも十分にゆっくりなのでテキストは確認できます)一度だけやったらあとはジャンプするとかなさるのもいいかと思います。

しかし結構頻繁にダミーヘッド収録ボイスが出てくるので、キャストのファンの皆様はスキップのしすぎに注意ですわよー!!

個別ルートからがダンデビゲームの本領発揮!
とりあえず真相から遠そうな3バカ……違った、レム様の部下たちの方からいってみましたが、リツカへの愛を募らせていくことでアクマたちがアニメよりもいろんな面を見せてくれていたので、面白かったですね(^^)
長さとしても十分かな。
アニメ見てると共通さくさく進められるので案外さくっと攻略できるかもしれませんね。
エンドも4つあり、どれも見ごたえがありました。

あとBGMが結構豪華というか、厚みのあるものになっておりますので、ぜひヘッドフォンでプレイしてみてください♡


それでは。
シキ、ウリエ、ネタバレ感想です。




☆棗坂シキ

しょっぱなからシキはちょっとハードル高かったかな(゚∀゚)

共通ルート、アニメから普通じゃない感性の持ち主であることが伺えるので、結構ぶっとんだルートなんだろうなと予想しながらやりましたが、いやーwww

シキの正体は、その、嗜虐的で過激な性格ゆえにおとされた堕天使でした。

大抵こういう話って、天界で犯した罪って「そんな……!?シキは悪くないじゃない!」と言いたくなるようなことだったりしますが、なかなかにフツーに.

酷かった

人間とは感性が違うんだ、といえばそれまでなのですが、友人が人間を救えなくて悲しんでたから友達もろとも皆殺し、友達は悲しくなくなったでしょ、俺は楽しかったでしょ、一石二鳥!というのは人間の一般的な目線から物事を見た場合アウトー!といいたくなっちゃうところですね。

ただ、ある意味シキは非常に純粋ですね。

すべてがリツカと「同じ」であることに固執するところはとても幼く、子供のようでした。
天界から落とされてひとりぼっちの自分と同じ境遇になってほしくて、リツカの大切な人を、場所を奪おうとするシキの行動はかなり非道です。しかし、彼自身も自覚していない、彼の根本にある孤独感が、シキがエスカレートしていくほどに滲みだしてくるところはとても切なかったです。

・ヒトルート

人間でいうところの「愛すること」を理解して、リツカに歩み寄ろうとするルート。ただ彼の心境が変化するのではなく、きちんとリツカが彼の感性のルーツを理解しようとするところが描かれていたので自然でした。
ただ、このルートはグリモワールを宿すリツカの血と、残虐な堕天使であるシキの血が混じり(血交じりのキスを交わす)、グリモワールの力が暴走、世界崩壊の危機、えらいこっちゃー!!みたいなトンデモ展開になってしまってびっくり仰天(゚Д゚)

なんか天使とアクマとヴァンパイアとエクソシストの大戦争みたいになりました☆

スケールがでかすぎる!!!!

しかもそんな莫大な力の割に、シキが愛の力(?)で全部受け止める、という強引な展開で決着がつきます!大丈夫、なのか?フツーに考えるとシキが本気だしたらとめられるような力なんだったら、あの強そうなヴァンパイアのおっさんとかどないかできんの?ねえあなたもよ聞いてる天界のえらいひとー!……とは正直思うのですが、リジェットのお家芸的展開だ、問題ない、うん!!

まあ、世界を守った、罪許された、天界かえって良し!というところでハッピーエンド的につじつまが合ってるのでいいですよね。
シキルートは広げてしまったものが大きすぎてもうこれ以外道がないですよ、うんうん。
最後、結局天界で悪さをしてアクマにも天使にもなれないシキが人間に落とされ、リツカと暮らすめでたしめでたし♡というところはとっても小悪魔(確信犯)でよかったですわね(^^)

・アクマルート

こっちは性癖をエスカレートしていく方向ですね。
リツカの周りにいる友達家族を嬲るように殺してリツカを悲しみを深めようとするお話です。
こちらもこちらでリジェットのお家芸的展開なのですが「アクマに甘い顔をしてしまった私が馬鹿だった」というお話は嫌いではありません。ヒトルートも流れとしては全く不自然ではなかったのですが、こちらの方がよりアクマ的かな、とは思いましたね。

こういう展開は「俺以外はいらないでしょ?」みたいな方向性が乙女ゲームには多いですけど、どちらかというとリツカをひとりぼっちにして絶望に叩き落とすのが快感、それが愛の示し方だ!てな感じで迷いがなくて、面白かったです。

ひとり、またひとりとシキの矛先が向くたびに、リツカが怒りや悲しみよりも、私がシキをなんとかしなければ、と使命感を募らせていくところもヒロインとしてちょっと変わっていますよね。
最終的には、自分すら手にかけさせてその絶望の色を濃くしようとするシキも徹底してたなあ。
うん、個人的には自分の欲望に忠実で、自分勝手な愛を貫いた容赦のないシキの方が興味深かったです。

あとやっぱり平川さんのこういうキャラは、気持ち悪い(褒めてます)
恍惚としたため息とかが本当にらしくて、ぶわってなりますぞわぞわ。


☆楚神ウリエ


ザ☆王道な、アクマとヒトの恋愛ルートだった……!!!

こういう展開はレム様の特権かしら……??と思っていたら、ウリエさんでしたね♡
グリモワールのために蝶々を誑かそうと頑張るも、いつの間にか誑かされるのはウリエの方……という、色男キャラではありがちな展開でしたけれども、そのベタさがよかったです。

彼の正体はインキュバス、その奔放な性癖も親譲りで開き直っているそぶりも見せますが、本当は誰かに愛してもらいたくてしょうがない、そうした飢えをところどころに感じさせるキャラクターでした。
彼の、睦言のようなささやきの中に垣間見える無自覚な渇きに次第に気づいていくリツカは、やがてそれを癒そうと彼に向き合ってくれるようになります。リツカに対してグリモワールの器以上の想いを抱くようになっていくウリエは戸惑いつつも任務を遂行していきます。

両親ともに、相手に愛されたいがために浮気をして気を引くような人なので、そういうところで育ったアクマなんだからこの性質については仕方ないよね、と思っちゃうところなんだけれども、リツカのすごいところは「愛してほしければ開き直っちゃだめ」って行動で示すところですよね。
リツカの母への愛、兄への愛、友人への愛。
彼女の必死さを目の当たりにすればするほど、ウリエが彼女のその強い想いを自分へ向けてほしいと切実に感じるようになる様子が丁寧に描かれていたと思います。

個人的には、ウリエが幼馴染として複雑な想いを抱いているレムに落としたリツカを見せびらかすところが好きですね。レムに自慢しても心が満たされない、ウリエが自分自身何を欲しているのかよくわかっていないところが表現されていて、大人びたウリエなのにそのギャップがどこか滑稽で可愛かったです。

・ヒトルート

グリモワールの取り出し方がリツカを殺すことだと知ったウリエは、彼女が誕生日を迎えるその時まで(グリモワールの消失を意味する)レムやヴァンパイアから逃げきるという作戦にでるルート。

初めて自分を愛してくれた人、リツカと共に生きたいと執着する様は本当にどこからどう見ても。

純愛

ここまで結構どんな時でも(告白の時でさえも)冷静というか、落ち着いた雰囲気を崩さなかったのに、ここにきて感情を爆発させるという近藤さんの緩急のつけ方がとても良かった。アクマであることを忘れてしまったかのように愛に生きるウリエさんはまぶしかったです……!!
レム様もびっくり。もちろん、メィジとシキもびっくり!!
最後は、12時の鐘の音に騙されたフリをしてくれるレム様お優しいね!!
だんだんレム様が気になってまいりました!
バッドエンドの方の、死をもってリツカを守るウリエも素敵でした。なによりもウリエを想って夢から覚めないことを選んじゃったリツカにもうっとり。

・アクマルート

こちらは、実はアクマとヒトの子であったことがわかるリツカを、アクマにしてしまうことでグリモワールが消失することが判明、ウリエがリツカを自分の眷属とするも、その副作用でリツカが記憶を失ってしまうというルート。
ザ☆乙女ゲーム!!な展開でテンションあがりました。眷属にするってアレなんでしょ、ウリエさんお得意のエロいことするんでしょ……ごにょごにょごにょ。
がっつりカットされてるけどね!!!

リツカの家でもなく、兄の姿でもなく、学校でもなく、ウリエとのダンスがリツカの記憶を呼び戻した、というところがなんともロマンティックというか、わかってるねえという展開でしたね。
アクマとなって幸せに魔界で暮らす、というのもひとつの幸せをつかみ取る道なのです、うんうん。

ウリエはどっちも好きかな、彼はあんまりアクマでも愛し方は変わらないですね。
自分と一緒にいたら不幸になる、ヒトとして幸せに生きてほしいと、わざと意地悪して突き放そうとするところとか、本当にアクマなの?と思っちゃうほど人間っぽいアクマさんでした。


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