カエル畑の中心で愛を叫ぶ。 [カエル畑DEつかまえて]
あっという間に12月ですね、皆様……!!!!
そろそろ2013年下半期を振り返る頃になりましたが、とりあえず、なんか後味悪いので……ドッカレⅢプレイしてから締めようかな!!……と思っております。
え、何が後味悪いのかって???
……ふ、深くは聞かないでください……。
か、神々とうまく悪戯(あそ)べなかっただけです……(笑)
腹いせに、神々喰い散らかしてきます……。
ジュリウス隊長かっこいい……シエルちゃん可愛い……。
しかもソラユメまで衝動買いしました……。
ひ、ひとりごとです!!!
で!
今年、あかり的上半期萌えキャラランキングの栄えある一位に輝いた(どうでもいい)望月理也くんを生み出した「月影の鎖-錯乱パラノイア-」という作品。
壊れているからこそ美しさを放つような、蠱惑的な魅力を持つ世界観を徹底して貫いてくれた作品を生み出してくれたTAKUYOさんに、私が出会うきっかけとなったゲームは「カエル畑DEつかまえて」なのですが、もろもろあって、お友達にずっと念願だった(出会うのが遅すぎてもう入手できず)店舗特典CDを貸して頂いちゃったことが、この記事の始まりでございます。
ぶっちゃけ店舗特典は、おまけ程度の長さだったので(なんとなく台詞と台詞の間にタイムラグがあるような違和感があり)いろいろと感想書くほど内容もないのですが、私の熱が再び燃え上がるには十分な燃料でした。
というわけで今回は。
カエル畑への愛を叫んでみたいと思います。
カエル畑の魅力その1 斬新なテーマ設定
あっ……ちょっと待ってwwww
タイトル、OPで、まず。
電波……?
と、若干シナリオに不安を覚えるゲームだと思います。
ひょんなことから、カエルになってしまう少年少女たち。
そんな彼らが自分の日常を取り戻すために、自分たちの街の環境問題に取り組んでいく。
基本的にはそういう主旨のゲームです。
ただ「ごみ拾いミニゲームとか、部活とかでキャラと仲良くなっていく学園ラブコメでしょ」と侮るなかれ。
「あさき、ゆめみし」をプレイした方には雰囲気が結構近いのでわかっていただけるかなと思うのですが、これはエコ×和風ファンタジー、というなかなかに趣向を凝らされた作品なのです。
今、プレイしてもどこか新しい。
和風ファンタジーを前面に押し出すことのない、環境問題という一見地味なメインテーマ、出てくる摩訶不思議現象のネーミングセンスであったり、敢えて「カエル」という気持ち悪い両生類をモチーフに選ぶなど、この辺りの独特なセンスが、今も昔もあまり他に類を見ない斜め上っぷり。
正直なことを言うと、ルート同士テーマがかぶっているところや、明らかに「もっとなかったんかい!」というルート、真相的ルートの今更感など、シナリオを手放しにほめたたえるつもりは毛頭ございません(笑)
しかしこの作品の魅力はそこではありません。
敢えて乙女ウケの悪そうなものを選んでもってきちゃった割にはしっかり乙女向けに仕上げてくるという、この器用さ。
ある意味脱帽モノだと私は今でも思っております。
カエル畑の魅力その2 予測不可能の台詞回し
最近のノベル系ADVゲームをプレイしていると、いかに「キャラ同士の会話の面白さ」が作品にとって大切か、というのを身に染みて感じます。
この作品のダイアローグには、他の作品にはない独特の魅力があります。
ものすごく他愛のない会話(例えば、今から部活?とか、先輩に廊下であってこんにちは、など)が、カエルマジックともいうべきでしょうか――。
ものすごく面白い。
テンポのよさ、言葉のチョイス、BGMをぶったぎったりという演出はさることながら、一番光るのは、攻略対象たち、サブキャラクターたちの個性の強さでしょうか。
おおざっぱな属性分けされたキャラクターのようにも見えるのですが、ものすごく細かいです。
彼らが欲しい言葉、こだわるもの、カチンとくる表現、傷つく仕草。
そのひとつひとつが、キャラクターの人となりをしっかりと裏付けている。
それが単に表現されているだけでなく、ギャグコメディとしてしっかりと面白い。
シナリオ構成の善し悪しより。
そういう部分に、ライターさんの秀逸なセンスが光っている作品です。
カエル畑の魅力その3 攻略対象の誰よりも男前なヒロイン
「それなりに恋愛」と公式にありますが、ちゃんとした乙女ゲームです。
OPなどにあるスチルは「ベタベタな恋愛シチュ」に見えると思うのですが、我らがヒロイン風羽ちゃんにかかればそんなベタシチュエーションも、あら不思議。
ものすごく新鮮です。
何故ヒロインじゃなくて、お前がそんなに慌てるwwww
と攻略対象たちに全力でつっこみたくなること請け合いです。
いい表すとするならば、まさに彼女は武士のよう。
言葉使いが堅いのも相まって、精神的なものもどこか、そういう雰囲気があります。
恋というものに浮つくのではなく、彼女が心を揺らすとき、それはもう愛に変わっています。
恋に浮かれ、ふわふわとするのは男性キャラたちの方。
そんなこんなで、ぶっちゃけヒロインは「攻略」する側ではないです。
誰でヒロインを「攻略したい」か、というゲームですね、どちらかというと。
FDまでいくと、ちょっと「彼氏」が出来て女の子らしい感覚も出てくる彼女なのですが、基本は攻略対象を含む、プレイヤーの予想もつかない返答を返す(思わず笑いそうになる選択肢があったりする)ヒロインは、後にも先にも彼女しかいません。
唯一無二であるべきヒロインにきちんと魅力があるところ。
これも乙女ゲームのひとつの魅力だと思います。
ミニゲームが若干面倒だったりしちゃう作品ですが、それもまた味。
癖が強くて、どうしても好き嫌いがあるゲームではありますが、月影の「お遊びツイート」がツボに入る方はきっと楽しめると思いますので、オススメです(*^^*)
と……!
なんだか、久しぶりに再燃したカエル愛赴くままの、非常に自己満足な記事でしたが、後悔はしていません……!
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました(*^^*)
……とお別れをいうその前に。
ついにVitaで発売です☆彡
気になった方はぜひ、月宿市へ。
そろそろ2013年下半期を振り返る頃になりましたが、とりあえず、なんか後味悪いので……ドッカレⅢプレイしてから締めようかな!!……と思っております。
え、何が後味悪いのかって???
……ふ、深くは聞かないでください……。
か、神々とうまく悪戯(あそ)べなかっただけです……(笑)
腹いせに、神々喰い散らかしてきます……。
ジュリウス隊長かっこいい……シエルちゃん可愛い……。
しかもソラユメまで衝動買いしました……。
ひ、ひとりごとです!!!
で!
今年、あかり的上半期萌えキャラランキングの栄えある一位に輝いた(どうでもいい)望月理也くんを生み出した「月影の鎖-錯乱パラノイア-」という作品。
壊れているからこそ美しさを放つような、蠱惑的な魅力を持つ世界観を徹底して貫いてくれた作品を生み出してくれたTAKUYOさんに、私が出会うきっかけとなったゲームは「カエル畑DEつかまえて」なのですが、もろもろあって、お友達にずっと念願だった(出会うのが遅すぎてもう入手できず)店舗特典CDを貸して頂いちゃったことが、この記事の始まりでございます。
ぶっちゃけ店舗特典は、おまけ程度の長さだったので(なんとなく台詞と台詞の間にタイムラグがあるような違和感があり)いろいろと感想書くほど内容もないのですが、私の熱が再び燃え上がるには十分な燃料でした。
というわけで今回は。
カエル畑への愛を叫んでみたいと思います。
カエル畑の魅力その1 斬新なテーマ設定
あっ……ちょっと待ってwwww
タイトル、OPで、まず。
電波……?
と、若干シナリオに不安を覚えるゲームだと思います。
ひょんなことから、カエルになってしまう少年少女たち。
そんな彼らが自分の日常を取り戻すために、自分たちの街の環境問題に取り組んでいく。
基本的にはそういう主旨のゲームです。
ただ「ごみ拾いミニゲームとか、部活とかでキャラと仲良くなっていく学園ラブコメでしょ」と侮るなかれ。
「あさき、ゆめみし」をプレイした方には雰囲気が結構近いのでわかっていただけるかなと思うのですが、これはエコ×和風ファンタジー、というなかなかに趣向を凝らされた作品なのです。
今、プレイしてもどこか新しい。
和風ファンタジーを前面に押し出すことのない、環境問題という一見地味なメインテーマ、出てくる摩訶不思議現象のネーミングセンスであったり、敢えて「カエル」という気持ち悪い両生類をモチーフに選ぶなど、この辺りの独特なセンスが、今も昔もあまり他に類を見ない斜め上っぷり。
正直なことを言うと、ルート同士テーマがかぶっているところや、明らかに「もっとなかったんかい!」というルート、真相的ルートの今更感など、シナリオを手放しにほめたたえるつもりは毛頭ございません(笑)
しかしこの作品の魅力はそこではありません。
敢えて乙女ウケの悪そうなものを選んでもってきちゃった割にはしっかり乙女向けに仕上げてくるという、この器用さ。
ある意味脱帽モノだと私は今でも思っております。
カエル畑の魅力その2 予測不可能の台詞回し
最近のノベル系ADVゲームをプレイしていると、いかに「キャラ同士の会話の面白さ」が作品にとって大切か、というのを身に染みて感じます。
この作品のダイアローグには、他の作品にはない独特の魅力があります。
ものすごく他愛のない会話(例えば、今から部活?とか、先輩に廊下であってこんにちは、など)が、カエルマジックともいうべきでしょうか――。
ものすごく面白い。
テンポのよさ、言葉のチョイス、BGMをぶったぎったりという演出はさることながら、一番光るのは、攻略対象たち、サブキャラクターたちの個性の強さでしょうか。
おおざっぱな属性分けされたキャラクターのようにも見えるのですが、ものすごく細かいです。
彼らが欲しい言葉、こだわるもの、カチンとくる表現、傷つく仕草。
そのひとつひとつが、キャラクターの人となりをしっかりと裏付けている。
それが単に表現されているだけでなく、ギャグコメディとしてしっかりと面白い。
シナリオ構成の善し悪しより。
そういう部分に、ライターさんの秀逸なセンスが光っている作品です。
カエル畑の魅力その3 攻略対象の誰よりも男前なヒロイン
「それなりに恋愛」と公式にありますが、ちゃんとした乙女ゲームです。
OPなどにあるスチルは「ベタベタな恋愛シチュ」に見えると思うのですが、我らがヒロイン風羽ちゃんにかかればそんなベタシチュエーションも、あら不思議。
ものすごく新鮮です。
何故ヒロインじゃなくて、お前がそんなに慌てるwwww
と攻略対象たちに全力でつっこみたくなること請け合いです。
いい表すとするならば、まさに彼女は武士のよう。
言葉使いが堅いのも相まって、精神的なものもどこか、そういう雰囲気があります。
恋というものに浮つくのではなく、彼女が心を揺らすとき、それはもう愛に変わっています。
恋に浮かれ、ふわふわとするのは男性キャラたちの方。
そんなこんなで、ぶっちゃけヒロインは「攻略」する側ではないです。
誰でヒロインを「攻略したい」か、というゲームですね、どちらかというと。
FDまでいくと、ちょっと「彼氏」が出来て女の子らしい感覚も出てくる彼女なのですが、基本は攻略対象を含む、プレイヤーの予想もつかない返答を返す(思わず笑いそうになる選択肢があったりする)ヒロインは、後にも先にも彼女しかいません。
唯一無二であるべきヒロインにきちんと魅力があるところ。
これも乙女ゲームのひとつの魅力だと思います。
ミニゲームが若干面倒だったりしちゃう作品ですが、それもまた味。
癖が強くて、どうしても好き嫌いがあるゲームではありますが、月影の「お遊びツイート」がツボに入る方はきっと楽しめると思いますので、オススメです(*^^*)
と……!
なんだか、久しぶりに再燃したカエル愛赴くままの、非常に自己満足な記事でしたが、後悔はしていません……!
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました(*^^*)
……とお別れをいうその前に。
ついにVitaで発売です☆彡
気になった方はぜひ、月宿市へ。
タグ:乙女ゲーム紹介
2013-12-02 22:45
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