Tiny×MACHINEGUN THE GAME 雑感&レイガンド感想 [その他乙女ゲーム]
ようやく、ノルンから抜け出しまして(笑)
タイニーマシンガンです!
レッツ!!ハンズアップ!!!
簡単にざっとどんなお話を。
(以下、青文字のところで共通ルート前半に触れていますのでご注意くださいませ)
非常に平和だったNYシティで、突如。
かつてのNYシティのヒーロー「ブラッドレー」の手によって無差別に射殺されるという事件が発生。10年前に死んだはずの「ブラッドレー」が何故?その解答をあぶりだす間もなく、繰り返される悲惨なテロ行為。
「ヴァンイーストは何してるんだ!」
平和なNYシティがあるのはヴァンイーストのおかげ――そうして今まで市民にとって賞賛と尊敬の対象であったヴァンイーストは、非難と八つ当たりの対象となっていきます。さらには選挙を控えた市長の後援も得られなくなり、肩身と行動範囲を狭めれられていくヴァンイーストメンバーたち。それでも、彼らは自分自身の信じた「正義」のため、NYシティの治安を守るために奔走します。
捨てる神あれば、拾う神あり。
「ブラッドレー」の正体、テロ事件の首謀者の割り出し捜査に、ドイツから派遣されたエース、ハインツや元ヴァンイースト、現指名手配犯のゼンも加わり、ようやくこの事件の中心にいるのは、40年前オシニング刑務所に囚われたはずの「ブレイク」という男だということが判明。
ブレイクとは「何者」なのか。
ブレイクの背後にちらつく、ジャックロスト社と国防総省は?
ブレイクとマクダニエル家の関係とは?
そして、テロに駆り出される偽物の「ブラッドレー」や「レイガンド」の正体とは?
数々の謎が解決されないまま、NYシティはさらに混沌の海と化していく。
とりあえず雑感ですが。
感触としては、洋モノのドラマシリーズ。
爆破テロ、無差別殺人事件のオンパレードではありますが、ひとつひとつに対して重すぎない演出なので、比較的に軽い気持ちで遊べるなあといった印象です。
いわゆる警察「ヴァンイースト」と、凶悪犯人との抗争を単純に描いていて、その中で生まれる恋愛、というお話だけではなく、ゲームの中心に置かれているテーマが「ヒーロー」の存在意義、定義を問いかけるものであるので、なかなかに深いです。
リジェットさん独自のCGクリックも搭載されていますし。
リジェットさんお得意の、パン……いや、水着立ち絵もでてきますし(笑)
フルボイスでないのも納得かな?
これフルボイスだと、演じられる方はもちろんですけど、聞いてる方もかなりキツいと思います(笑)
共通ルートだけでも、読む分量は非常に多い。
でも、有名な声優さんばかりなので、余裕で脳内再生可能ですね(笑)
ただ、ブレイクだけは想像と全然違って……フルボイスになってから、きゅんきゅんしましたwwww(ドラマCD等を聞いてなかったので)
タイニーちゃんの「タイニーはぁ……」という呼び方が若干、イラっとくることがありますが(爆笑)
非常にキャラクターたちの「楽しさ」、シナリオの「お祭り」感が素敵だなあと感じています!
お祭り感(テンションの起伏が激しいというような意味で、です)とか書いてしまいましたが……ま、まあでも……すごい勢いで人がばったばった死ぬので、そういうの苦手な人は無理かもしれませんね……wwww
ただ、それは無意味なシーンではなく、殺伐としたNYシティをとても表現されていて、クライマックスやシナリオのテンションをひっぱっていっているので、とても私は好感が持てました☆
それでは、初回!
タイニー最愛のお兄様♪
レイガンド・マクダニエル感想です!
★レイガンド・マクダニエル(CV櫻井孝宏さん)
かつてのNYシティのヒーロー「ブラッドレー・マクダニエル」の再来と言わしめた、タイニーのお兄ちゃんです。
実はこの2人、やっぱり)本当の兄妹ではなくて、腹違いの兄妹です。
タイニーが10歳の時、ママを失った彼女を、正義感と連帯感からタイニーを引き取る兄レイガンド。
おそらくこの時には何も考えてなかったのでしょうね。マクダニエルの血がどうとか……。自分が引き取ってきた責任感もあるのか、ものすごく過保護なお兄ちゃんです。お兄様の後を追いかけて、お兄様の役に立ちたくて。
ヴァンイーストのメンバーとなったタイニーにも、パトロールはおろか、コーヒーメーカーの修理くらいしかさせてくれないお兄様。
そんなお兄様のルートは、マクダニエルの血の宿命を描いたお話です。
「何物か」にその血を利用されてブレイクの組織を使い、血族の「クローン」を作り出され(ブラッドレー、タイニー、レイガンド)、その卓越した能力をテロ行為に利用されるという非道な行い。
それを指揮しているのは、かつてブラッドレーに投獄された恨みを持つブレイクです。
そのブレイクさえも、「何者か」が彼の恨みを利用するために、わざと脱獄させられ、コールドスリープさせられていたということがわかり、駒でしかありません。
たとえ全貌が見えなくても。
ヒーローは。マクダニエル家はNYシティを守り通す!
と、タイニーとレイガンドがブレイクの凶行を止めようとするお話でした。
★恋愛について
失うのが怖いのは、タイニーとレイガンド、どちらなのか。
彼のルートはそこに、とても焦点を当てられたルートで非常に面白かったです。
レイガンドのその優しさを失いたくないから、お兄様が望む「タイニー」であり続ける妹。
タイニーの笑顔を絶やしたくないから、妹が望む「レイガンド」であり続ける兄。
この「壁」を打ち破っていくのが、タイニーからであったのがとても好感が持てました。
自分にはお兄様の知らない面が多すぎる。
まわりに助けられながらもレイガンドの「お兄様」の仮面を外そうと躍起になるタイニーが素敵でしたね。
唯一といってもいい、レイガンドが「本音」でぶつかれる相手、ウルフの死もとっても大きいと思いますね。
ウルフを失ったからこそ、彼の「お兄様」の仮面に皹がはいったのだと思うので。
……そう思うと、本当にウルフは、彼のお言葉通り。
彼らのために生き、彼らのために死んでいます(涙)
非常に、可哀そうなお友達……!!!
タイニーが「妹でいられなくなりそう」といった(兄への恋心に気づいたからの発言なのですが)ことによってレイガンドが取り乱して。
「お前も……俺を置いていくのか」
切なく掠れた声で言ったこの言葉。
「兄」と「妹」であるという関係性を強調しながらも、キスをするという矛盾した行動に出たレイガンドを見て、タイニーちゃんの仮面外しは成功しつつあるなあとにやにやしましたね☆
レイガンドは、兄と妹の関係性以上を望まないからそばにいて欲しいんだということを言いたいわけなのですが。……大切な気持ちは同じなのに、すれ違う2人ですねえ。
決定打である、お兄様を助けるために、あのパワーシューズでヘリから地上へ飛び降りる!!!!
というシーンは、とてもタイニーらしさが溢れていて好きです!
もうマクダニエルの血がどうとか関係ない!
お兄様が好きなんだもん!!
うん、それでいいじゃない!
いっちゃえタイニー♪……って感じで(笑)
★レイガンドについて
彼は、さしずめ「仕組まれたヒーロー」といった感じでしょうか。
善悪の判断とはまったく関係ないところで、彼は「NYシティの次世代ヒーロー」でいなければならなかったんです。
ヒーローでいるために、命令されたままに、彼のあずかり知らぬところで設定された「悪」を倒し続ける必要性があった。
彼の悲しいところは「ヒーロー」であることの厳しさ、辛さ、またそれを「利用」する者たちのこともすべてわかっていたところにありますね。
ブラッドレーの孫だったからこそ、その使命を課された。
でもその使命に逆らえるだけの、明確な意志も、根拠もなかった。
でも、どこかそんな自分が後ろめたくて、タイニーには「ヒーローである自分」しか見せてこなかった、といった感じでしょうか。
さらには、ヒーローの家系、卓越した能力を秘めた血統の存続のために。
タイニーとレイガンドが結ばれたら、さらにマクダニエルの血が濃くなって、素敵なんじゃなーい♪という企みも伺えたりなんかするので。
「利用されてたまるか!」
「でもタイニーが好き……」
「……うわああああ!!」
……な。
……なんとも「血」に翻弄されて可哀そうなお兄様ですね。
しかもそんな、ずっと自分を絡め取ってきた「マクダニエルの血」が引き金となってNYシティをこんな状態に……ってなるんですから、もうこれ、レイガンドにどうしろっていうの、ていう状態なのは間違いない。
★エンドについて
・マイ・フェア・シスター
HAPPYENDが気に食わないのは、私の性格が悪いからです。(断言)
……マクダニエルの血のことなんてどうでもいい!!
俺たちは幸せになるんだー!!!
だって好きなんだもん!!!!
と、結婚してしまうエンドです。
とっても2人とも幸せそうで、おでこちゅーも可愛らしくて素敵だったので、これはこれで
良し!
うん。
「人殺しが人として死ぬために」彼には絶対タイニーが必要だろうなと考えると、やっぱりこのエンドじゃないとだめか(笑)
いくら……なんとなくこの後に待ち構える「未来」を想像すると切なくもありますがww
いつかレイガンドもブラッドレーみたいに手記を残すんだろうね(笑)
ただ、私このエンドタイトルがものすごく好きです。
レイガンドとタイニーにとってもふさわしい……♪
・暗殺者レイガンド
タイニーを失って、ブレイクに負けて、脳内全部クローンにもってかれて、もう人として死んでるレイガンドのエンド。
自分をも失って、殺戮を繰り返すレイガンドと、自分を失わせてもらえないブレイクとどっちがいいんだろう、と考えるブレイクがとても印象的でしたね。
レイガンドよりも、ブレイクの内側が少し垣間見えるエンドです。
・カラミティ・タイニー
こちらはレイガンドを失ったタイニーのエンド。
こちらもこちらで、素敵かな。
タイニーはこうしてヴァンイーストの意志を一人継ぎつつも「復讐者」となります。
マクダニエルの血がそうさせるのですかね。
・華麗なるヴァンイースト
個人的にはこれが一番好きかなー。
ぜんぜん恋愛エンドじゃないんですが……やっぱり、この、なんだかんだいって「正義感溢れる兄妹」には、新生ヴァンイーストをひっぱっててほしいものです。
今はまだ生ぬるい関係に浸りつつ、信頼できる仲間とともにブラッドレーの意志を継いで!!!
……最後の犯人がトム&ジェリーなのもいい味がでてて好きです。
次は、ゼンさんいってみまーす☆
タグ:櫻井孝宏
2013-06-24 12:30
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