十三支演義~偃月三国伝~ 総評 [その他オトメイト作品]
十三支演義、ネタバレなしの感想です☆
①シナリオ ☆☆☆☆
ボリュームもあり、内容は充実、伏線回収もちゃんとできており、十分満足な内容でした。最近シナリオがちゃんとしたやつ遊んでないなーという方にはお勧めかも。個人的に合う、合わないはあると思いますが、変に攻略制限もないのに、ちゃんとキャラクター毎にいろんな真実が解き明かされていくので、飽きもあまりこないと思います。
しかし、やはり題材が三国志ということもあり、ほとんどの部分でキャラクターたちは戦に勤しんでますので、何周かやってると……「あーまたかー」ってちょっと、マンネリ化してくるかもしれませんが。(私がそうでした)
本編がほとんどの戦でなりたっているために、日常シーンが「桃園システム」という、SSを自分でピックアップして読む、というようなシステムがあります。それはよかったんですが、個人的にそこでの内容が、結構つまらなかったです。数多くなくていいから、ちゃんと内容があるようなものがよかったなぁと思いました。
②スチル・ヴィジュアル ☆☆☆☆
綺麗です。乙女ゲームらしい、といいますか。
若干「ここにスチル?」っていう部分もありましたけど、甘い部分ばかりにスチルがあるわけでもなく、BADENDには切ないスチルもありますし、その点は大満足。
OPムービーがすごく綺麗だなぁと、印象に残ってます。
③キャラクター ☆☆☆☆
ものすごくキャスティングされてる声優さんが豪華なことが有名なこの作品。
サブキャラクターまで主役級ですが、攻略できるのは6人です。(サブで3人いますが、完全なるオマケ程度です)個人的な印象で描きますと、ヤンデレ2人に、幼馴染っぽいルート、純愛ルート、切なめルート、あとはライバル同士の恋、…みたいな感じですかね。
攻略キャラクターはどのルートでもそうブレはなく素敵でしたが、……主人公がものすごくルートによって印象が変わるゲームです。
強さは一定なのですが、……賢さや判断力がだいぶ違うような気がしましたね。
……まあ、人によって態度を変えてるってとこはなんか「猫」っぽいですけど(笑)
そういうことじゃないと、おも、う、ので。
④システム ☆☆☆
だいたいは、普通のオトメイトさん仕様です。
……このゲームオンリーのシステムとしては、戦闘介入システムとタイミングシステムがありますが、……あれは、あってもなくても関係ないような気がしました(笑)
あんまり効果的な使われ方はしてないですね。
あと、個別ルートになると「確実に読んでる」部分も既読スキップでとばせなくなるとこがツラかったです。まあ微妙に違うからなのかもしれませんが、それでもだいたい2章分くらいはほぼ同じ展開なので、せめて同じダイアローグのかたまりくらいは飛ばせるようにしてほしかったかなー、と思いました。
⑤作品としての完成度 ☆☆☆☆
面白かったです!!
個人的に好みの作風ではないので、そこまでハマりませんでしたが、好きな方はものすごくハマれるタイプのゲームだと思います。BGMやテーマ曲なんかもすごく雰囲気あったし、蝶々や猫のデザインもすごく綺麗だったし、全体通して素敵なゲームでした。
好きなキャストさんがおられたり、歴史モノに惹かれる、という方はやって損はないかなー?
タグ:十三支
2012-07-13 10:09
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