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月華繚乱ROMANCE雑観&感想(藤隷人) [その他オトメイト作品]


では月華繚乱ロマンス、雑感です。
(プレイ済みで…お好きな方は、あんまり読まない方がいいかも…しれない!)


とりあえず、鬱ゲーであることには間違いない…だろう(笑)

葵と隷人フルコン&あとちょこちょこ他プレイして、の感想ですが。
だって侘助は絶対○○○○だと思うし…!!

軽ーい恋愛なのかと思いきや、すごい…。

ヘビーでした。

いやーなんだろうか。
アムネシア→NOISEと来たんで、ちょっとかっるーい感じのを暇つぶしに…とか思ってたのに。

あっさりヒレカツを頼んだのに、イベリコ豚のカツレツが出てきた、みたいな(笑)
そして食べてから後悔する…胃もたれ感…。
(…イベリコ豚を悪くいってるわけではありませんww)

わかりますかねw

要するに…厭な意味で予想を裏切られました(笑)


ヘビーなのは大歓迎なんですが…なんかわかんないけど、このゲームバランスが悪い気がするんです。

これだけ題材がいろんなタブーに抵触していながら、スチルは異様にライト。←そこに騙されたヒトw

絵柄も軽い。
下着姿とか…超軽いし(笑)

内容が暗いから明るめに、と思われたのかもしれないですが、ちょっとその辺が解せない。
…個人的には、もっと重い、イラストがよかったかな。甘めスチルばかりでなく、ちゃんと状況を描写したものや、心理描写したものが欲しいような気もしましたね…儚い絵柄、色合いを意識されたのかもなんですけど…、うーん。うまくいえないんですけど、ものっすごいこのミスマッチさ加減が私には、応えました。

あとCG差分が少なくて、表情が合ってない。
CG自体(ブラックアウト以外での)が少ない。
…なんか内容と合わない部分にまでCGがずるずるあって…構成が雑だなあと。
同様にBGMも??というミスマッチな部分があったり、ここは効果音いるだろ!?て部分になかったり?

なんか、ヘビーな内容生かしきれてないような気がしてなりませんでしたね。

共通ルートもギャグ満載でめちゃくちゃ面白い!ってわけではなく、ハロウィンや演劇祭といったドタバタコメディに出来そうな部分が、やけに消化不良な内容に(笑)
個別ルートと共通ルート、その落差を楽しんで欲しいんじゃないのかな?…その辺りも…なーんかなーという印象。

禁断のデート倶楽部。

この意味を取り違えてはいけなかった…!!
恋愛においての「禁断」という意味ももちろんあるんですが、これはどっちかというと、人としての禁断を取り扱っているような気がする…!!

…禁断違いだ…!(笑)

あとブラックアウトシステム(スティックぐりぐりでスチルを覆うバラのシルエットを覗いていくと禁断スチルが…!)ってやつ。

あれはギャグだろうと思った(笑)
あんな蜂蜜のたべ方はしないだろう…あんなにマナーにうるさいあのヒトが(笑)とか、いろいろと設定が微妙にそこだけカオスになってますけど、そういうのはおかまいなしに楽しむ部分なんでしょうね、あそこww声優さんはなかなかに艶っぽい芝居をみなさんされてます!それと絵のギャップがねww(てか、まあわかるけどね、だいたいwそんなんマジなわけないからね!CERO Cでさ!)

まあでも個人的に言わせてもらいますと。
そんなん、いらんから、もっとストーリー部分のスチル増やせよっていいたくなりました☆ブラックアウトはコンプ後のおまけとかいう立ち位置でも全然よかったような…。そして最高に禁断なスチル&ボイス、もってこーい!!もう、ぎりっぎりの!!!(笑)

あとあかり的にはですね。

やっぱりヒロインが合わない…!!

ヒロインに…なんにもなさすぎるしね!(ある意味あの兄ちゃんを持つ妹ってことで…アレかもしれませんけど)…正直これだけヘビーな闇を背負ってるコたちに対して「好きだよ…!」とか「私が守ってあげる…!」っていっても…なんか薄すぎる…。攻略キャラでなくてもいいたくなるよ。

「お前に分かってたまるかーー!」ってww

やっぱり、あかりとしてはですね…。
「彼をこれだけ愛してるから、私はこれだけ出来る!」的なものが欲しいのですよ…!!!
もうこれだけ愛してしまったの、私…!みたいな。そういう展開が、いまんとこ、この作品皆無なんで。(まあ、禁断ハードは、最後に若干あったりするけど…でもなぁ、なんかベクトル違うなあ)
あいつらを受け入れる、覚悟、あんのか、お前!?っていいたくなるんですよねぇ…。


あと、エンドに禁断、純愛両ルートにノーマル、ハードってありますけど。
ハードはね、いろんな意味でハードですw
グッドではなく、ハード。
これはちょっと面白いなと思いました。
ノーマルよりハードな展開が待ってますwまあハードでも多少なまぬるいとこもあるけどね。

禁断と純愛の違いは…あーんまりキャラによっては、大差ないような気はします…が。
まあ、関係を持つか持たないか??その違いはありますね。

どうでもいいですが、あの下着姿の立ち絵がどんなにシリアスなシーンでも笑えてしまって…!!なんでだろうか…!!ヒロインの苺の下着も…頂けないよなぁ…。なんか色っぽさがアンバランスなんよね、このゲーム。すんごい声だけやけに艶っぽくて、他ではそういう演出をあまりしてない…(わざとなのだろうか)

あと、テキストや台詞にもあまり色気を感じなかったり、もする。

すみません、なんか(笑)
いや、純粋に思うんです。おしいなぁ…って。

綱渡りのようにして、なんとか毎日自分のバランスを保って生きている、危うくて、脆い攻略キャラたちに、なんの非の打ちどころもないヒロインが溺れていく、という設定はすごく、好きなんですけど、それが、あんまりダイレクトに伝わってこないんですよねぇ。蜘蛛の巣にかかった蝶、という表現がどこかにあったような気がしましたけど、…もっと、じわじわ、くんのかと思ったんですけどねぇ…。ヒロインがあんまり染まんないしね…、禁断ルートでも。


ではでは、ここからは藤隷人、ネタバレ感想ですよう☆
さて、藤先生。

…なんか…わからんー!!
もやっとする、もやっとww

正直なぜ先生がなずなちゃんに惹かれるのかがわからん。…光の世界の女の子(普通に幸せな女の子)なんて他にもいっぱいいるだろうよ!?
なんか特別感がイマイチないんですよね…なずなちゃん。聡い、賢い設定なんだけど、申し訳ないけどあまりそこまでのキレ者は感じられない。反応とか台詞がね…。

例えばお母さんの昔に似てるだとか、+αな設定が欲しかったです。

父親の面影を重ねられ続けられた自分自身が、今度は好きな女の子に母親の面影を重ねて、罪に苦しみ苛まれる…とかならもっと、よかったかも。(やりすぎ?)


・藤隷人のキーワード

<アンビバレンスな感情>

相手の気持ちに気づいていて、自分も惹かれていながら、「これは遊びだ」というスタンスをとり続ける人です。それは「教師だから」というありがちな理由じゃないところは、よかったですね!!

次第に隷人が抱える、愛するが故に、その純粋さを自分の手で汚したいという強い衝動と、反対に、美しく清らかなままで存在していて欲しいという羨望、という相反する2つの感情。

その辺りが、なんかもう少し描かれるといいのになあ、と思いました。

正直もっと苦しめよ、的な?(笑)苦しんでる様を見たかったかなw内の葛藤についてはブラックアウト前に読めるんですが、足りないな…。

全然足りん!!

今回ヒロインがあまりにも…なんてーか…、淡々としてる?というか、感情の動きがイマイチわからない子なので、隷人がもっと悩み苦しめば(笑)愛されてるってわかるけどwwwとか酷いこといってみるよ!あかりさん!


<父親の姿を息子に求める母との禁断の関係>
すんごい曖昧な表現になってますけど…要は母子相姦の過去→両親の死後は母親の双子の姉、だったかな?と関係がずるずる続く、ってことですかね。簡単に言うと?(笑)違うのかな、もっとライト?

ただ…よくわからなかったんですが(あまりにも告白が…ね)たぶん隷人は、大好きな母親を癒すために受け入れたい(って表現もおかしいなあ、男だからねぇ)という感情と、その感情に対する嫌悪感が共存するという、心理的パラドックスを抱えていた、という認識でいいのかな(笑)

それで現在はどこか刹那的、捨て鉢な感じなのは、うん、わかる。

でも…とにかく「自分は不潔だから」「罪深い」「汚い」としか説明しないもんだから…しかもそこになずなちゃんが、普段鈍いくせに「わかりました」とか理解しちゃうから、訳わかんなかったです。

あとお母さんがああいう人だから、お墓に入れてもらえなかったとか…なんかすべて複雑な説明が入りそうな場所を伏せてるのが気になりましたね。隷人先生の家族どうなってんのかが、想像の範疇をでないんだよ。

インセントタブーとかいう題材を取り扱っておきながら、いろいろヤバいからふわっとさせてるシナリオに、ちょっとイラッw
それならやめといたらよかったのに…。

<三島由紀夫を愛読>

「金閣寺」の話が入った時点で「ああこいつ、たぶんちょっと背中押したら自殺するタイプか…」と思ったら案の定(笑) バッドで、なずなちゃんから告白受けたら、自殺しちゃうし。
でも三島由紀夫は罪の意識などから、逃げるように自殺したわけじゃなく、自分の信念を貫いたわけなので…なんか違う気がしたんですけど…(笑)

彼の言い分としては、「忌々しい自分という存在から、彼女を遠ざけるため」に死を選ぶんでしょうが…?

うーん。個人的にこういうキャラは…あんまり愛せない…。


・エンド感想

☆純愛

なずなと気持ちが通じた後、なにも言い残さず学校を去ってしまう隷人。

ノーマルの場合→蓮華先生から、隷人の両親の墓の場所を聞く→投身自殺しようとしてるとこを目撃。説得むなしく、「俺をもう見るな!」と崖から投身。しかし自殺失敗して…。先生が目を開けると、なずなが言います。「先生はもうこれで生まれ変わったんです」

ハードの場合→隷人を信じて、向こうから帰ってくるのを待つ→卒業式後、校内にあるチャペルで再開→プロポーズ

なんかハードとノーマル間違ってなーい?的な感じですけど、そうなんです、このルート。よくわかんないww

あーなんかコメントのしようがないなぁ…。まあそういうことなんですけど…。
とりあえず、かなり死にたがる隷人先生。その純情な愛には耐えられない!というエンドなんですけれども…、うーん。その「純愛」がいまいち、私には伝わってこなかったんで、ふーん。みたいな印象でした(笑)

☆禁断

こっちは…おおおおぉぉぉぉ!!って感じでしたよ。

日野さんが。あ、間違えた。
侘助が!!(笑)

ノーマルだと、侘助にヒロインが監禁されて、それを隷人が助けに来る。
ハードだと、侘助に隷人がめった刺しされて、下半身不随になる?侘助逮捕。それでも一生傍にいると誓うヒロイン。

母の呪縛から逃れられなかった隷人だからこその、禁断ルートですね。
今度はなずなちゃんの番。
侘助の呪縛から、逃げるのか、それともそのまま「兄のため」とその狂愛を受け入れるのか。
ハードでもノーマルでも、それに対してきちんと向き合わせてくれる、こちらのルートの方が、隷人先生っぽくていいかな。

…まあ、あの日野さんの演技が怖いこと、怖いことww
しかし、鳥肌立ちました。…うーん!これは侘助ルートは楽しみだ。
ねえ、オトメイトは日野さんをなんだと思ってるの…(笑)ヤンデレ要員なのかな、ホントにww

あとブラックアウト。
うーん、たぶんラスト4だけがどのコも真剣に禁断スチルなんでしょうけど。(構図がもっと禁断ならいいのになぁと)
でも別に…隷人先生、Sじゃないよね。それなのに、あの…なんていうの?短鞭もって、手錠をもってるっていうのは??
まあなんでもいいや…。

平田さんボイス満喫したので、それでよしとしまーす☆

タグ:平田広明
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